第134回 定例活動報告
「東の森(3月17日 第3日曜日)」

全体報告<大日向>

DSC_5342.JPGぼんぼりは今梅が盛り…あちこちに淡い色模様が浮かんでいます。
18名が集まりました。

今日のメインは抹茶会席!メンバーである茶の宗匠が野点をしてくれました。水はマニアが汲みに来る大日影通りの湧水、炭は自慢のお手製、そしてメンバー持参の釜で新装なったテラスで順次お手前拝見!

作法を知らない男どもは武骨に、女性はさすがに慣れた様子で一服を!地元の方にも来ていただき穏やかな春日和を過ごした。
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作業はいつも通りとなったが今回でいわゆる冬の作業は中止とした。
やぶ椿の花も…雑山上部で椿の花が多数みられ、ここを椿山とする「椿山復興プロジェクト」立ち上げの提案も出された。

アフター5は少数の参加であったが地元産で初もののノラボウのてんぷらが美味しかった。

活動報告(青木)

ぼんぼり山の会に参加して
昨年11月の柚子もぎ以来2回目の参加となります。駐車場から歩きはじめた途端、基地までのキツイ道のりを思い出しましたが、フキノトウやウド、今にも芽を出さんとしているタラの芽に春の息吹を感じながら眼を奪われている間に意外と楽な基地到着でした。

本日は「お茶会」参加が主目的でしたが、「旦那の仕事ぶりを観察してきたら」との声に押され旦那の後について竹林へ。ヘルメットと鋸を持たされたということは私にも切れということなのだ・・・と不安がよぎる。天空までそびえる竹に圧倒され、また、ここまで成長した竹を切るしのびなさも手伝って鋸を引く手はぎこちなく、歯もギクシャクしていましたが、そのうち段々力が入り1本切れた時はヤッター! と達成感。枝を切り落とし、適当な長さに揃え、キチンと積む、一連の後始末の方がむしろ大変なことを知りました。主人の手際の良さは、普段のぐーたら生活ぶりとは大違い、新たな側面を見ることができました。
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お昼に頂いたお味噌汁は野菜具沢山なうえにホタテと粕味が利いて野趣あふれる絶品で思わずお代わり。お茶会は今まで経験した事がないような趣向でしたが、野点とは思えない程細かな所まで気配りされ、甘い羊羹とまろやかな香りと深い味わいのお茶に疲れた体がいっぺんに癒される思いでした。

午後は城山探訪に軽い気持ちでついていきましたが、2本目の鉄塔の所で足はガクガクでした。「城山頂上まで300m」の標識に勇気づけられ尾根添いの急斜面を登る。目の前に突然広がる山頂の景色を期待しながら1m、2m、3m・・とひたすら歩測を繰り返す間に何とか頂上に。本日は黄砂の影響で少し霞んでましたが、山頂からの眺望は素晴らしく眼下に街並みが延々と続きます。晴れていれば遠く新宿高層ビル街、その先のスカイツリーがはっきり見えるとか、次回の楽しみです。本日はいろいろ経験でき、楽しく充実した1日でした。お世話になりました皆様方、有難うございました。

活動報告(神津)

雑山の今シーズン最終作業報告
ぼんぼり集落は春爛漫の季節を迎えています。厳しかった今冬の名残で梅が満開ですが、昨日16日は東京の桜開花日でした。急速な春の到来で梅も桜も同時に開き、まるで北国の風情です。途中で汲んだ茶会用の岩清水を抱え、梅の沈んだ黒い幹を紅白の花が覆う美しさを愛でながら、胸突き八丁を登ります。辺りの山々は、あわあわとした色合いで将に山笑うの季語の譬どおりです。テラス前の水仙群の緑葉が一層伸びて濃くなり、我々を迎えてくれます。昨年の6月からの参加で、此処の春を知りません。黄色のラッパ水仙かなと楽しみです。

DSC_5385.JPG今日の雑山の作業は二組のYKコンビです。チェンソー2台のベテランYKさんと手ノコ組YKの我々。Yさんのチェンソーが唸り、取り掛かって10分で早くも直径40cm程のコナラが地響きを立て、風を巻き起こしながら倒れます。樹木医でもあるKさんは根元で複数の木がくっついている伐採済みの切り株を地面の近くで再カットしています。理由を尋ねたところ、根が一つの他の健康体の木を守るため、腐りの範囲を小さくし併せて切断面をきれいにし水の浸入を防ぐためと教えて貰いました。足場の悪い木をつい高い位置で切ってしまい勝ちですが反省です。

DSC_5389.JPGKさんから声を掛けられ、倒した切り株を覗くとそれは鬼グルミで、直径は40cm余り。切り口全面から汗のような水がびっしょり流れ出しています。水の量は春が進んでいる証拠で、伐採時期が終わることを示しているのだそうです。樹皮に近いところがシラタで形成層の成長部分、幅は1cmから広い所で3cmほど。芯が赤味の名で呼ばれる芯材で、4寸角は取れそうです。堅い胡桃は木目や色合いが美しく高級家具や建築材として人気がありますね。Kさんは樹齢60年くらいだろう、この山で炭焼きが営まれた40年程前に伐採を潜り抜けて生きて来たのでしょう、私の育った山も昭和40年頃までは炭焼きがあったと懐かしそう。午前最後の木が斜めであったのを、目指す方向に受け口を設けノコを挽きましたが、見事にY字の股にかけてしまいました。4人掛かりのロープワークでやっと終了。午後も今日が最後かと一心にノコギリを挽きました。今日で3回目のジョーズ歯の大ノコギリも奮戦。子規に倣えば、シラカシ(アラカシ)の十四五本も切りぬべし、でした。チェンソー隊はコナラ、ケヤキ、鬼グルミなど4本。雑山上部から集落を見下ろすと隅々まで見渡せます。12月に入った頃に比べればすっかり明るい山になりました。

DSC_5381.JPGYさんに教えられ尾根筋に向かい藪椿の森に入りました。花は既に盛りを過ぎ数えるほどでしたが、大きな蕾の小枝を数本頂きました。Kさんから競馬の旗手は、落馬を想わせる椿を嫌うと薀蓄を施されました。成る程帰宅して直、咲きかけの花があっという間にコロンと落ちました。またKさんから幼い頃、山で鳥餅を使い椿の蜜を吸いに来たメジロを捕ったこと、足元に咲くスミレは世界に400種、日本に50種、菫の名は大工の墨入れ(墨壷)から来たこと、スミレの花言葉は「慎ましさ」であることなど楽しい会話が続きます。DSC_5465 b.jpg帰宅して植物図鑑(平凡社・日本の野生植物)を引くと、雑山で出会った花に似た写真を幾つも見つけますが、厄介なことにアオイ科にもスミレの名が付いたそっくりさんもあるんですね。次回Kさんに一杯やりながら聞くことにしましょう。大きなコナラの切り株の窪みにタチツボスミレでしょうか?可憐な姿が印象的でした。次回から隣接の山域に入ります。楽しみです。

今日は昼休みに宗匠のKさんから野点の接待を受け、また初めて茶筅を使わせて頂き、思いもかけぬ虎やの羊羹まで頂戴しました。ぼんぼり山の会は人材数多且つ融通無碍の何でも有りの会だと納得しました。残った岩清水は帰宅後ウヰスキーの水割りで頂きました。スミレに因んだ句を二句書き記し報告を終えます。

山路来て何やらゆかしすみれ草・・・芭蕉、 
菫程な小さき人に生まれたし ・・・漱石
花言葉に相応しい句ですが、二人が見た菫はどの名の菫だったのでしょうか?

活動報告(加藤)

東京の桜が開花しはじめた三月十七日、五日市周辺は梅が満開…春爛漫でした。
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当日朝、リュックサックに釜と風炉と五徳を入れ、大きい茶箱の中には茶碗と茶杓と茶筅と柄杓を入れて、ボストンバックに和菓子に抹茶に黒もじに懐紙に護美袋も用意。ぼんぼり山の上まで運び込もうと車から降ろしていると山の仲間が皆で運び上げてくれました。その上、日影の湧水もタンクに入れてテラスまで運び上げて頂き、仲間の温かさに心癒されました。

杉林に囲まれた自然一杯のぼんぼり山の基地に到着。朝礼で全員の今日一日の作業を確認してから山に入って行きました。山仕事の力水となり、心のゆとりを感じて頂ける茶会を目指し、土木班が作って下さった真新しい床に茶道具を広げることに。まず道具箱の上にまな板二枚を敷いて風炉を置き、地元日影の名水が入った茶釜を載せ、ぼんぼり山炭焼き班特製の炭で湯を沸かす。茶箱の上には、赤い毛氈をひろげ茶碗・茶杓・茶筅・抹茶を配し、丸太の椅子に和菓子をならべ床には打水をして、野点の準備が整いました。昼食のあとさきに杉丸太の長椅子に並んで座って頂き茶席と致しました。
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今回は特別の趣向として、まず客人として和菓子を食べ、薄茶を飲んで頂き、そのあと茶を立ててお点前をして頂き次の人に飲んでもらいました。ヘルメットを被ってチェンソーを持っていた手で茶杓をとり茶碗に抹茶を入れて茶筅を上下に茶を立てて次客に薄茶を振舞って頂きました。初めての方もいらっしゃって茶の湯に少しでも親しめたのではと自負しております。

また、声をかけお誘いした地元の方々にも参加して頂きました。
満開の梅、地元恵みの水、仲間の手技の炭と茶席で薄茶を一服召し上がって頂き、皆々様、今日一日、千利休の気持ちになって頂けたでしょうか?
天気にも仲間にも感謝しつつ、無事終礼をむかえられてホッとしました。ありがとうございました。

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kahun2.jpgぼんぼり3.162013_0317_100901-P1050997.jpgぼんぼり3.162013_0317_100927-P1050998.jpg
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第133回 定例活動報告
「東の森(3月2日 第1土曜日)」

全体報告<大日向>

DSC_5256.JPG春3月! 
自宅を出る時は冷たい風が吹き、まだまだの感がありましたが五日市駅では風もおさまり青空も見られて冬を脱した気分でした。春を感じたい人が22名集まりました。

作業は前回と同じく演習林での間伐、雑山での高木・樫の伐採と整理、テラスの新設、火もし、竹林整備等に分かれました。

DSC_5272.JPG竹林整備は柚子畑に侵入して柚子の木に覆いかぶさっていた竹の皆伐を依頼され、すっきりとした柚子畑へと変貌させました。

炭焼きは一部不完全燃焼があったものの段ボール3箱分の炭が取れ、ひと箱をいつも水を戴いている方にお届けしました。

雑山上部で二本のやぶ椿が深紅の花を付けでひときわ鮮やに目に映えました。3年がかりで高木を伐採してきたことにより日差しが良く入ることになったことによるでしょうか、この山で開花を見るのは初めてです。尾根筋でも花の咲く木を残そうとしてきましたがここではより積極的に残そう!植物群も環境の変化に対応してくれるのは嬉しいものです。

海外土産のドリアンの菓子・大福・コーヒー・ワンタンスープ、キノコ菌活動開始の兆しも見られ、次回の茶会席に提供される虎屋の羊羹等、アイデアいっぱいのテラスは食生活が豊かです。
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活動報告(八重樫)

雑山の作業報告
3月に入り暖かくなった日射しの中を、テラスへの急斜面を登る。太陽の光を浴びて、適度な(?)運動をすることは、脳を活性化します。更に作業内容を確認、検討して実行する事によって脳を多少なりとも刺激する事は、私の恐れているアルツハイマー病の予防、治療に有効です。御同輩の皆様、ぼんぼりの会で大いに活動してこれからの人生ゆっくりと過ごして行きましょう。

DSC_5282.JPG雑山へはチェンソー隊2人と手ノコ隊3人の計5人で向かいました。雑山はまだ春の兆しは見られず、落葉樹の芽吹きまでは、もう少し時間がかかりそうです。チェンソーの2人は雑山の下部で、落葉樹の大木(小楢か)の伐採に取りかかっている。友人Kと私は前回から登場した新兵器(大ノコギリ)を持って、ヒノキ林との境界近くの斜面を登って、主に照葉樹(カシ類が多い)の伐採をする。もう一人は伐採された樹木の整理をしている。これからの芽吹きの時期を迎えるに当たって重要な作業だと思う。雑山での伐採樹の整理には特に注意を払う必要があると思う。冬枯れの伐採の進んだ斜面では、チャノキ・ヒイラギ・アオキ等の常緑樹の小木が目立っています。チャノキ・ヒイラギはそのまま残し、アオキは増やしたくないので、引き抜けるものは抜き、抜けない大きい株は、10cmくらい残して上部を切り取る。

DSC_5276.JPG大ノコギリで直径20cm位のシラカシ、3本立ちしている直径30cm位の元気が無さそうに見えた小楢と思える落葉樹を伐採した。
今回もまたチェンソーの援助を受ける。Yさん、Aさんありがとうございました。大きく育った樹は上部で枝が複雑に絡み合っているので、予定している方向に倒れてくれません。ロープワーク等の技術が必要なのでしょう。

気候が良くなると杉花粉が飛び出します。私も鼻水が出て眼に痒みを感じている。昼休みの焚き火を囲んでの話題も、杉花粉症に始まり、黄砂、PM2.5、クラスター爆弾にまで話が発展していった。皆様まだまだアルツハイマー病は当分の間大丈夫なようですね。

本日はチェンソー隊が落葉樹の大木4本、我々ノコギリ隊は前述の2本以外に、12~3本のカシ・モチノキ等の照葉樹を伐採しました。雑山は倒木のある急斜面から上部はまだまだ伐採する樹木があります。落葉樹が芽吹くまであと2回雑山で頑張ろうと思います。

活動報告(北山)

土木班の作業は前回に引き続きテラスの改修ということで早速作業開始。前回私は不参加でしたが、他のメンバーが床材の切り出し作業をしていただいたおかげで、本日は午前の作業で二段目のテラスがほぼ完成。

午後は完成したテラスの足乗せ台の作成やら、床材の調整やらで時間が過ぎてゆき、予定していた古いテラスの取壊しには手が届かず次回の作業ということに。

終了後道路に降りて車を待つ間、ふと見ると親方が道路に座り込んでいるではないか。だいぶ疲れている様子。今日は切り出した材木をテラスまでおろしたり、足乗せ台の作成のため、チェンソーで力仕事をしたりして少し活躍しすぎたかも。一方孫請けはあまり疲労感無し、下請けも元気そう、こんな日もあるかと思いつつ山を下りました。親方申し訳ない。
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活動報告(潮田)

三活動日に渡り火をいれたカマさん2号の窯だし。
前回終了時の様子からして、窯内の材料全部が炭化しているとは思えない。はたしてどれ程の量が未炭化のままなのだろうか?焼け具合はどんなものか?朝礼が終わるとすぐに窯だし作業にとりかかった。

DSC_5260.JPG密閉消火の為に積み上げたブロック・鉄板・盛り上げた土を脇によけ、窯前面の蓋を開ける。
じゃーん!パッと見では、前回見られた小口がまだ黒くない材料はない様子。上の方にあるカケラを手にとってみると軽くて脆い。最初に炭化が始まるこの部分がヴェリー・ウェルダンなのは仕方がない。

窯底部にしいた網を、そぉ~っと手前に引き出して本格的に収穫開始。
DSC_5263.JPGスーパーで調達した段ボール箱へ詰め込んでいく。ほとんどの材料が窯の内寸に合わせた一本モノのはずだが、最初のうち手にとれる炭は大きくてもせいぜい15cm程度に割れてしまっている。まだ軽く脆い。全体の中程になると次第に長くしっかりした形のまま持ち上げることができる様になる。が、まだ二つの炭を叩き合わせるとカサッと割れてしまう。キンキン♪は無理でも、コンコン♪程度の音が聞きたいのだが…

DSC_5270.JPG窯の下半分を過ぎると、長いままの状態で取り出せるものがでてくるが、それでもまだ軽いなぁ…という印象。窯底部の一列、約10本ほどは残念ながら「表面が黒くなった木」という状態だったので囲炉裏の薪として使ってもらうことに。あと少し時間をかければこの部分も炭化してくれたのだろう。最終的に段ボール箱3箱の収穫となった。
窯内の燃焼温度が十分に上がっていない為に、軽くて・柔らかくて・脆い焼け具合になったのではないだろうか。

最後に窯の中に潜ってみた。奥にある排煙口の窪みに細かい炭のかけらがびっしりと詰まってしまっている。排気系統の入口となる重要な部分である。今回取り出す際にこぼれ落ちて詰まった可能性もあるが、もし始めから詰まっていたのなら燃焼温度が上がらない理由のひとつと考えられるかもしれない。

会の活動時間に合わせる為に、複数回に分けて火を入れることになった「ぼんぼり式(?)炭焼き」。
再点火し窯内温度を上げる為の時間と燃料の使用量がネックとなることは想像していた。しかし、もっと根本的なこと、煙道出口から煙突への取り回し方法、焚き口での薪の燃やし方、煙の色や温度の見極め方など、炭の焼け具合に何がどう影響しているのか?気温・湿度・材料の種類や乾燥具合までが気になりはじめ、さっぱりわからなくなった。
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活動報告(佐伯)

本日も基地の後ろの山の整備に入った。
もう何回目になっただろう。
ここは、今回の整備が終わったらもう私たちの代では入らなくて済むようにする、100年先まで整備しなくてもいいように、という目的を持っている。だから、尾根からやっつけて、作業する度に山に上がる距離を短くしようという魂胆で始めたのだけど、そこは枝を張り巡らせた樹高も20m越えのヒノキの山だから、いちいちかかり木になって1日に倒せる木は数本程度。そんなわけで、本日もまた尾根付近まで上がるのだった。

さあて、どの木から行くか…、どの方向に、どう倒すか…、思案タイム。
この日は助っ人が数名いた為、一緒に思案したり判断したり。いつもは、エリアに一人という具合でやっていたので、すべてが自分次第の一本勝負だったが、この日は、ロープを引っ張ってもらったり、倒した丸太を片付けたりしたので、作業効率は良いと思えていた。

4~5本、なんとか対した掛かり木もなく、そろそろ後1本で本日は終わろうかという時に、どえらい掛かり木をこさえてしまった(汗
ゆする、まわす、たたく、切り落とす、周りの仲間との知恵と力と汗と涙の(?)努力も虚しく木は一向に私達の言うことを聞いてくれない。

しかし、ご安心を。私達にはまだ最後の手段というのが残されている。
それは、”T師匠を呼ぶ”ことだった。

その時T師匠は別の掛かり木の応援をし下山の予定だったが、私達に呼ばれてしまったため、また山を上がるハメになった。さて、T師匠はどうやってこの掛かり木をやっつけたか。
まず、割かし高めにチェーンソーを入れ、樹高を低くした。が、ダメだった。それも落ちた木はそう角度もなく、次に落としたらどちらに倒れるか判断しにくい状況だった。そこでT師匠は、丸太の背に半分だけ切込みを入れ、向こう側からスリングロープを巻き、引っ張った。

ドッスーン。
やった。やっと倒れた。というか、木が折れた!折らせた。

これを見ていた私と仲間、なーるーほーどー!とT師匠の技に魅了された。
だいぶ時間もとられ、本日はこれにて終了。次回、またこの地で奮闘します。

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