第171回定例活動報告
「東の森 (1月18日第3日曜日)」
全体報告<大日向>
2015年の山始です。
車窓からは秀麗富士がくっきりと見られ、寒いけれども身が引き締まる思いです。
17名が集まりました
昨年は天候不順による休会、適齢期?によるメンバーの病気・手術・回復・退会等、今までになかった程の経験をし、そのようなことがありませんように…との気持ちも込めて、山の神様への安全祈願で始まりました。二度目の間伐で明るくくっきりと見える尾根筋は清々しい姿で迎えてくれました。
主な作業はテラス上での更なる間伐・竹林整備・雑山の先の人工林での二度目の間伐に入る為の選木、そして冬芽の観察です。特に椿の蕾は昨年より増えているとのことで椿山に日差しが入り込み始めて昨年、今年と大きな変化の胎動が始まりつつあり楽しみです。
テラスではテーブルの補強とかんなかけで新春を演出し、柚子の剪定枝もほぼ焼却しました。
新年と云うことで餅もふるまわれ、残った餅は全部戴くと云う元気印も現れて食卓は賑わいました。
雑山で集められた薪材丸太は正月の間に相当な量が搬出され、本腰を入れた時の山人の底力を実感しました。
次回は遅まきの新年会ですが、春への動きが確実に来つつあると感じます。
今年も神様へ…
安全に活動できるよう…
お願いします!
活動報告<洗川>
お酒を呑むと上きげんになって、本かあんこを買う習性がある(夏はアイスだ)。
昨日は本屋で「ねこの秘密」という本を買った。
山を下りて一杯やりながらの、東京の酒の話が効いたのだろうか。
酔っぱらいの回路は本人にもよくわからない。
こどもの頃読んだ漫画に出てきた猫の名前は、多満自慢と富久娘だった。
匂いは記憶のスイッチだ。家に着き、靴を脱ぎながら焚火の匂いに気づく。
思い出すのは、冬芽の中の柔らかな緑、ふと振り返って見た山の美しさ。
みそ汁のごろっとした里芋をほおばった、なんだか幸せな気持ちと生姜の香り。
傾き始めるわずかな間に木が伝えてくれる知らせと、退避を告げてくれるTさんの声。
できたての切株と、前よりちょっと透けて見える空。
Yさんが波を送るロープの活きの良さ。思わずKBさんと目を合わせ声をあげた。
ぼんぼりと日々の暮らしがつながり始めたのを感じる。
今日は木々の冬芽が気になって仕方がない。
Kさん、Oさん、うちのどんぐりの木はアラカシでした。たぶん。
<今年の目標>
1.前の日に呑みすぎない
2.ホリデー快速に乗り遅れない
3.みんなと話して笑って呑む。
4.本かあんこかアイスを買って楽しく過ごす(1に戻る)
を繰り返していたら、山の仕事も少しずつ身に付いて役に立てるようになるさ、という甘い期待を持ち続けること。
皆さんにけがや病気がなく、ぼんぼりで会えますように、年の初めに願いを込めて。
活動報告<田中>
ほろ酔い気分です。毎度恒例の活動後の〈やるき茶屋〉からたった今帰宅して、そのままの勢いで原稿書いとります。乱筆乱文お許しくだされ(笑)。次回の活動日は新年会なのでまた飲む事となりますが、素敵な仲間と一緒に今日よりももっと楽しい宴会となるでしょう。
さて今年スタートの活動は山の神様へのお参りから始まりました。自分は何かの宗教などの信者ではありませんが、森や山に携わる者として必要だと思います。それは先人の教えと、山への感謝だから。昨年大きな事故がなかったのはもしかしてたまたま運が良かっただけ。そう考えると「ありがとうございます。今年もよろしくお願いします」と言わなきゃダメでしょ!
簡単ではあるけどお参りが終わり、自分はKさんと一緒に今後伐倒する木のマーキングに行きました。途中、Kさんはたくさんの新芽を見つけてはデジカメでパシャリと撮っていました。まだまだ寒い季節が続きそうですが、このぼんぼりにも少しだけ春の到来を感じさせてくれました。けどこれもKさんだから気が付く事であって、自分1人では見過ごしてしまう春でした。
結果的にマーキングした本数は少なかったようですが、完了しました。空が見える森、木漏れ日の差し込む森、時間はかかるけど少しずつ理想の森に近づけたいです。
午後は基地裏側の間伐をしました。自分の今年の目標は伐倒補助の技術の向上をして1本にかかる時間の短縮をする事なので、フェリングレバーを使ってみました。…がやっぱりヘタクソっ!もうちょいツルを小さく切れば良かった。次回の課題です。自分は今の時期の山や木が1年で一番好きです。今以上に健康な山々になるように今後も微力ながら関わっていきます。
会長の一撃!
本日の火燃し
入念なお手入れ
なめこ生えてた!
餅入り味噌汁
もちもち♪
テーブルリニューアル
イスだってリニューアル
美しく蘇る
終礼も火のそばで